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スタッフブログ

寒い季節の補聴器と聞こえのケア⛄

🌡️暖房シーズンに注意!静かな室内での聞こえの変化とは?

ついこの前までは汗ばむ季節だったのにも関わらず、急に肌寒い日が増えてきましたね。
冬が近づくと、暖房のきいた部屋で過ごす時間が増えてきます。
実はこの“静かな室内環境”こそ、聞こえの変化に気づきやすい季節でもあります。

「テレビの音が少し聞きづらい」「家族の声がこもって聞こえる」——そんな小さな違和感を感じたことはありませんか?
その原因、もしかすると補聴器や環境の変化にあるかもしれません。

🪟冬は「静かな聞こえ」のシーズン

冬場は暖房を使うために窓を閉め切ることが多く、外からの環境音が減ります。
すると、いつもより室内が静かになり、わずかな音の違いにも気づきやすくなります。

また、厚手の衣服やマフラーが音の通り道をふさぎ、会話の声が聞こえにくくなることもあります。
「なんだか聞こえ方が変わった」と感じたときは、補聴器の設定が季節や環境に合っていない可能性も。

🔥暖房が補聴器に与える意外な影響

暖房の風や乾燥は、補聴器にとって小さなダメージの原因になることがあります。

  • エアコンの風でホコリが舞い、マイク部分に入りやすい

  • 室内外の温度差で結露が生じ、内部に水分がたまる

  • 乾燥によって皮膚や耳垢の状態が変わり、音がこもる

  • 電池の持ちが短くなる

💡それぞれの対策方法

①エアコンの風でホコリが舞い、マイク部分に入りやすい

マイク部分にホコリが入ると補聴器は音を拾いにくくなってしまいます。
補聴器ご使用後はメガネ拭きのような乾いたやわらかい布で補聴器全体をふき取るのがオススメ💡
可能であればマイク部分をブラシで下から優しくかけることで補聴器についたホコリを取り除くことができます。

<<ブラシ使用時の注意点>>
上から擦ると補聴器内部にホコリが入り込んでしまう可能性があるためマイクに対して下からブラシをかけてください。

耳穴型補聴器

耳掛け型補聴器

②室内外の温度差で結露が生じ、内部に水分がたまる

暖かい食べ物を食べた際メガネが曇るように温度差で補聴器内部に結露が生じることがあります。
水分は精密機器の補聴器にとって大敵です😖💥
また耳掛け型補聴器のチューブ部分に結露が発生すると、補聴器の音が
・水の中で聞くようなくぐもった音の印象
・音がいつもより小さく聞き取りにくい といった状態になることがあります。

結露による不調を防ぐために、気温の低い季節でもしっかりと乾燥させることがポイント!!
補聴器専用のドライケースや電気式補聴器乾燥機のご使用がオススメです。
※補聴器の電池は取り外して補聴器本体のみ乾燥させましょう!
 (補聴器用電池も一緒に乾燥させると電池寿命が短くなります)

③乾燥によって皮膚や耳垢の状態が変わり、音がこもる

耳の中の皮膚が乾燥してしまうと
・外耳道がかゆくなる
・皮膚の表面が細かくはがれて粉のように出る
この乾いた皮膚やフケのようなものが、補聴器のマイクや音口に付着して音の通りを悪くし、音がこもる原因になります。

かゆみがある際に耳かきでお掃除すると一時的に解消するものの、耳の中に細かなキズをつけてしまうこともあるため
耳掃除は最低限に、またかゆみがひどい場合などは早めに病院受診がオススメです。

④電池の持ちが短くなる

空気亜鉛電池タイプは暖房器具の使用によって室内の二酸化炭素濃度が高くなることや空気が乾燥すること、
気温が低いことで電池の化学反応が弱まり、電圧が低下するなどの影響によって電池の持ちが短くなる傾向にあります。
充電タイプの補聴器も低温下によって動作が緩慢になることがあります。

<<対策>>
補聴器をご使用になる前に補聴器本体もしくは補聴器用空気電池を手のひらで温めるのがオススメ。
電池が適温まで温度が上がることによって動作が安定します💡

最後に

寒い季節は、外出も減って聞こえの変化を見過ごしがち。
でも、静かな時間だからこそ“本当の聞こえ”を見直すチャンスです。

少しでも違和感を感じたら、補聴器の点検や調整を受けることがオススメです。
エイドセンターでは補聴器の点検・クリーニング・聞こえの再測定を行っています。
「最近少し聞こえが変わったかも」と感じた方は、どうぞお気軽にご予約の上ご来店ください。

皆さまの聞こえがこの冬も快適でありますように。
スタッフ一同、心よりお待ちしております。

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